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070212 飯盛山 (385m・紀泉アルプス/和歌山県)

六十谷-千手川・大関橋北詰(駐車)-奥辺峠-札立山-泉南飯盛山-関電道-本谷林道-奥辺峠-千手川・大関橋北詰
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今年初めての山歩きは紀泉アルプスにした。いつも通り六十谷駅の手前で右折してJRの下をくぐり(結構低くてビビリます)、そのまま千手川沿いの細い道を進み、大関橋の北側にあるスペースに駐車した。さすがに日差しがないと寒い。早速着替えて出発した。歩き始めてすぐの所にある梅林では、梅が満開でいい香りが漂っていた。空は快晴で、今は寒いが昼には暑くなりそうだ。今回はまだ歩いた事のない「札立山から飯盛山」のコースを歩いてみることにした。いつも通り八王寺跡を経て奥辺峠に上り、そこから左へ道をとり札立山、さらに進んで飯盛山へ、帰りは元来た道を戻るか、谷に降りて林道を歩くか、その辺りは時間を見ながら適当に決めることにした。
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奥辺峠への分岐は舗装路を20分位歩いたお地蔵さんの祠の横にある。この祠は屋根が瓦葺で、なかなか立派な代物だ。ちょうどお婆さんがお参りしていたので、挨拶して道を左にとった。ここから地道の林道になり、上りと平坦をいくつか繰り返すと道標が現れる。そこが奥辺峠の登り口で、結構詳しい地図のコピーも貼り付けてあった。ここから尾根筋までずっと上りだが、ほぼ同じ勾配でさほどきつくないため、案外楽に峠に登ることができた。まず有功(いさお)中学からの尾根道に出会い、右へ少し歩くと奥辺峠だった。春には桜が咲くいい感じの峠で、新しくお地蔵さんも建てられていた。峠から尾根伝いに真っ直ぐ行くと大福山から井関峠への道だが、今回は左の道をとり札立山へ向かった。
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最初は結構な登りで、少し息切れしてきたら「見返り山」という見晴らしのいい場所に出た。前にMTBで通った時には無かったような気がした。紀ノ川から和歌山市街にかけての展望がよく、休憩にも良さそうな場所だった。展望はよいが、相変わらず靄がかかっていてスッキリ爽快というわけには行かなかった。ここから道は適度なアップダウンの快適な尾根道になる。日の当たる尾根道は暑くて、早くもTシャツ1枚になってしまった。途中、鳴滝峠の切り通しを越えて少し登ると札立山に到着だ。三角点のある山にしては山っぽくなく、道標がなければ通り過ぎてしまうような感じの山だ。ここも切り開かれて明るくなったが、展望はない。ここから左へ行くと孝子の辺りへ出れるのだろう。飯盛山へは右の道をとり、檜の植林の道を歩いていく。
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飯盛山への道に入ると、あれほど沢山あった道標類がめっきり少なくなる。道はハッキリしているので迷うことはないが…。(ここまでが多すぎたのかもな)道は尾根を通ったり、尾根の斜面を通ったりしながら進んでいき、ややきついプラ階段のアップダウンを過ぎると「孝子札立分岐」に到着する。左へ行くと孝子、右へ行くと飯盛山だ。少し下っていよいよ飯盛山への登りになる。とは言っても、そんなに大した登りではなく「飯盛山の説明の書かれた看板」が現れると、山頂はもう少しだ。山頂手前に広場があり休憩にも良さそうだった。そこでは犬を連れた夫婦連れが休憩していて、いきなり白い大きい犬が立ち上がったのでビックリした。犬はこちらに向かって来ようとして、おっちゃんのワンカップをひっくり返してしまった。もったいな~(笑)。そして送電線の鉄塔の下をくぐると飯盛山の頂は目の先だった。「う~ん、いい眺め!」と思ったが、よく見えてるのは海岸の少し先あたりまでで、淡路島はもちろん関空まで霞んでおり、六甲山や神戸などは全く望めなかった。やっぱり天気がおかしいから冬でも霞んでるんやろな。空気が澄んでいれば、ほぼ360度の大展望なのに、惜しいなぁ。ここで昼食にして、帰りは関電道を下って本谷林道へのコースをとることにした。
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しばらく元来た道を戻り、プラ階段の先で関電の矢印の道標に従い左(北)に向かって下っていった。道は最初は緩やかで、次第に九十九折れの下りになった。それでもさほど苦労することもなく「岬町 青少年の森キャンプ場」(と思われる施設)に到着した。この施設は使われなくなって久しいようで、ワイヤーロープをタイヤをぶら下げた滑車で下る遊具で遊んでみたら、わずか数m進んだだけで止まってしまい、飛び降りることもできないのでkunちゃんに動かしてもらい助けられた(苦笑)。ここが本谷林道の出会いで、奥辺峠へは右へ登っていくことになる。つぶれた製材所や使われなくなった施設などを過ぎ、勾配がきつくなったら右へ奥辺峠の分岐がある。そのまま林道を詰めるのではないので注意してほしい。道標に従い少し下って丸太橋を渡り、道なりに登っていく。しばらく登ると先が少し明るくなってきて「まさか、こんなに近くはないだろう」と思っていたが、本当にすぐに奥辺峠だった。これにはkunちゃんも「近いな~」と驚いていた。
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峠はそのまま素通りし、朝登った道を下っていく。林道に出たらkunちゃんが「フキノトウやで」と教えてくれた。変な気候だが、こういうものを見るとなんとなく嬉しくなるな。そして駐車場手前の梅林で撮影会をして、車に戻った。約7時間弱の山歩きだったが、変化もあり結構楽しかった。紀泉アルプスは決して高くはないが、手頃で歩き甲斐のあるなかなかいい山と思った。

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by th6969 | 2007-02-12 23:22 | 山歩き