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IF関数でエラーを表示させなくする

検査書などのフォームには、入力前にはなるべくエラーや「0(ゼロ)」が表示されていない、と言うのが見栄えもよく私の好みでもあります。エラー値「#DIV/0!」(ゼロで割ってる)等は、そこに何か数値を入れてやれば消えるのですが、最初から表示されていると何となく鬱陶しいですよね。そういう時にはIF関数を使うとエラーが出なくなります。私の使っている『カーメンテナンス.xls』ファイルを参考に説明してみようと思います。シートの黄色の部分以外に入力すると、自動で燃費や金額が出るように計算式を入れてあります。
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G4セルで燃費を出したいためにE4(距離)をF4(給油量)で割る計算式を入れました。でも、まだ何も入力していないためにエラー値 #DIV/0! が表示されてしまいました。このエラーはゼロで割ると必ず表示されます。見た目が何となく格好悪いですね。
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そこでIF関数の出番となります。画像のようにIF関数を使っただけでエラーが表示されなくなりました。IF関数は『(論理式,真の場合,偽の場合)』で構成されています。簡単に言うと『その理論式が真ならばOOを、偽ならばXXを行いなさい』となります。言葉は難しいですが使ってみると案外簡単です。画像の数式で説明すると、G4セルに『もしF4セルが""(空白)ならば、""(空白)を表示し、""(空白)でなければE4/F4の計算をしなさい』という感じになります。だからF4セルに何も入力されていない時には、何も表示されなくなり(空白を表示)エラーも出なくなります。
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試しに必要な項目を入力してみました。きっちりと計算されて燃費と金額が表示されました。関数は知っているか知らないかで作業性に大きな差が出ます。私もまだまだ勉強中ですが、簡単な関数から一度トライしてはいかがでしょうか。例の検査成績書では、不可能だと思っていたことがいろいろできるようになり、その便利さに驚いています。結構アイデアも必要ですが、それがうまくいったときは思わず『ニヤリ』としてしまいますね。
by th6969 | 2005-07-01 20:18 | Excel VBA