人気ブログランキング | 話題のタグを見る

060506 冷水山 (果無山脈・1262m/和歌山県)

龍神-林道・龍神本宮線-登山口(駐車)-黒尾山-冷水山(往復)

GWの締めくくりは久し振りの果無にした。龍神本宮林道へ出るトンネルを抜けた所に「通行止め」の案内があったが、地図で見ると登山口の先で通行止めになっているようなので、とりあえず行ってみることにした。道はきれいに石などが取り除かれ(いつもは落石などでひどい状態)、今までで一番走りやすいくらいだった。予想通り何の障害もなく登山口に到着し、天気はいまいちだったが冷水山まで往復してきた。

GWも後半というのに山はまだまだ春は遠く、気の早いミツバツツジが咲いているくらいだった。去年はゴヨウツツジが満開だったのにな。山歩きと山の花に興味を持つきっかけとなった「ウスギヨウラク」の木もちゃんと残っており、蕾がチョロッと出てきていた。

それよりも気になったのは山の荒れ方だ。酸性雨か夏の暑さか何の影響かわからないが、とにかくどの木も元気がなく、とても心配になった。人が入ること自体が自然破壊だとは思うが、それにしてもちょっとひどすぎるように感じた。自分も車で登山口まで行って山登りしている以上えらそうなことは言えないが、このまま放置しているとえらい事になりそうな予感はヒシヒシと感じた。

大台の木々の立ち枯れ、釈迦ヶ岳の木々の立ち枯れ、アルプスで紅葉せずに枯れてしまう木々の葉、稲村ヶ岳でも山小屋のオッサンがブナの木の葉が黄葉せずに枯れてしまう、と言ってたな。今の人々の次の世代はまだ大丈夫とは思うが、次の世代のその次となると大丈夫ではないような気がする。化石燃料や鉱物など、資源は結局限りがあるのだから、そのあたりの事を真剣に考えないと、多分孫の世代には今のままの地球は残せないだろう。

ガソリンが高くなったのをいい機会にして、車の使用はできるだけ控えるようにしようと思う。でも、全く使わないというのも無理だし、たまには遠出して山歩きもしたいし、そのあたりの理想と現実のギャップの調整が難しい。ただ、今何か手を打たないと終焉はどんどん近づいてくる、ということだけは確実だろう。
by th6969 | 2006-05-06 17:22 | 山歩き